新年のお慶びを申し上げます。
2024年は嬉しい話題の多い一年でした。まず、全通研が創立50周年を迎え、2年前から準備してきた記念事業の集大成として記念式典・祝賀会を開催し、50周年記念誌が発行されました。また、優生保護法訴訟については最高裁判所が旧優生保護法を違憲とし、国に賠償を命じる判決を下しました。その後、優生保護法に基づく賠償法が制定され、遅まきながら被害者に対する補償が進みました。県内に目を向けると、宮通研が「文化の日表彰」を受賞しました。私たちの活動の継続と成果が社会的に認められた証であり、とても誇らしい出来事でした。また、名取市で開催した第75回東北ろうあ者大会・第51回東北地区手話問題研究大会においては、たくさんの方々が実行委員として奮闘され、東北各県から参加した仲間に喜んでもらえる大会を作り上げることができました。
一方で、能登半島地震や国外で長引く紛争など、心の痛む報道も続きました。どの地にも人の暮らしがあり、人は人とともに幸せに生きる権利を有しています。私たちも仲間の存在に力づけられながら、誰かを支える生き方をしたいものです。
2025年も皆さまにとって明るくよき日々となりますように。今年も宮通研をよろしくお願いいたします。
会長 宮澤典子